昨日、たまたま花田清輝の「新編映画的思考」を探していて、上田文庫というネット古書屋さんを見つけた。探していた「テロルの現象学」とか「幻想を語る」とかもあったので、一緒に注文する。返信がたのしみだが、えてしてこのようなところは、更新が遅れがち(売れたのにまだ在庫があるように表示されている)ことがあるから、ちょっと心配。しかし、新年を迎えて、探求本が見つかったので、ちょっと嬉しい。
昨日の購入
笠井潔「テロルの現象学」ちくま学芸文庫
岸田秀「幻想を語る(Ⅰ・Ⅱ)」河出文庫
ちくま文庫「坂口安吾全集 02,04,11,12,13」
花田清輝「新編映画的思考」講談社文芸文庫
昨日の読了
ノーム・チョムスキー「覇権か生存か」集英社新書 B
労作だ。Aにしてあげたい。しかし、英語話者独特のジョークが日本語では冴えない。原文で読むとこの違和感はないのかもしれない(とくに肯定と否定が逆になっているところ)。また、読んでいるうちに、「アメリカの犯罪はよくわかったから、じゃあどうしてそうなるの? どうすれば改善できるの? ぼくたちは何ができるの?」という疑問が湧いてきてしまうのだ。また、アメリカの犯罪的行為によって、たしかに日本も恩恵をうけている部分があることも無自覚ではいけないだろう。
国連総会での投票行為でコスタリカが合衆国に同調することがおおいらしいことがこの本から伺えるが、この国は「警察はあるが軍隊を持たない国家」であることで、左の論者からも絶賛されている。しかし、その「軍隊をもたない平和」が、ある軍事大国に実質的に隷属することで達成されているとしたら、それはわれわれがよく知っているどこかの国に酷似していないだろうか。
実質を知らずにかたちだけみて称揚するのはよくないと思う。。。