内科のある分野の大家(日本で指折りとされている人物)が外来でみていた方を病棟で担当することになった。詳しく書くとバレてしまうので勘弁していただきたいが、ほんらいこうすべきだと言われているわりと最近の手法を使わずに、伝統的な方法で管理していたようなのだが、それがうまくいっていないどころか、危険な方法であることはわたくしにはあきらかなようにみえた。
大家であることは、最新の治療技術につうじていることも条件だと思うのだが、年配の医師のなかには、修行時代に習得した技術に固執し、あたらしい技術を知ってはいても自分では導入しないケースもみられる。今回もそうだと推測された。
医師において(どの職業でもおなじだと思われるが)知識と経験のバランスというものはむずかしくかつ興味深い問題をはらんでいるので、また機会があればそれに触れてみたいと思う。
昨日の購入
吉本隆明「宮沢賢治」ちくま学芸文庫
「坂口安吾全集5」ちくま文庫
大澤真幸「虚構の時代の果て」ちくま新書
筑摩書房の文庫・新書ばかりになった。以前、ほとんどこの出版社の書籍には注意を払っていなかったが、さいきん購入するもののかなりがこの出版社のものになってきている。とくに、学芸文庫は多少高額ではあるが岩波文庫と並んで学術的価値のある古典が多数収録されているので(絶版がおおいのが残念だが)好感が持てる。ながく続けていただきたい企画であるとおもう。
昨日の読了
なし
「隠された思考」に四苦八苦している。