注目すべきみっつの新譜が出たのでコメントしてみよう。
1)Neil Young "Living With War"
タイトルからしてコンセプト性のつよいアルバム。サウンドは明るく、ようやく低迷から抜け出したかにみえる。ちょうど"Ragged Glory"に相当するようなアルバムであるような気もする。少なくとも、アルバムを通して「聴こう」という気になるところは、前作、前々作とはおおいにちがうところだ。
2)Pearl Jam "Pearl Jam"
ファンの評価がいまひとつ低いところが微妙だが、それは彼らの音楽性が変貌を遂げていることと関係があろう。音楽性の幅が広がっただけ、散漫になったともいえなくもない。ただ、ハードなサウンドのなかにちりばめられた恰好の、アコギ系バラードはさすが。"Riot Act"が好きな筆者はもちろん支持する。
3)Bruce Springsteen "We Shall Overcome"
あのタイトル曲をカヴァーするようでは、相当キてるな、というのが聴く前の印象だったが、聴いて見るとさすがに大御所、十分観賞にたえるサウンドになっている(当たり前か・・・)。アコースティックにもかかわらず、例によって非常にゴージャス。ボブ・ディランやエリック・クラプトンなどのシンプルなサウンドとは一線を画している。これはこれでクオリティの高いアルバムづくりであることはまちがいない。
あえて筆者が評価をつければ、後に行けば行くほどよくなる。