
後継総理、NHKの世論調査では、A倍S三が一番人気だそう。筆者の周囲には、(当然)彼を推す人間は一人もいない。少なくともいたとしてもそういう話題にはならないだろう。これはかなり本気で考えてみるに値する事項であると思う。つまり、「後継総理はどんな資質であるべきか」を論理的に選考するよりも、気分で(「何となくよさげじゃない?」というノリで)答えているのではないかと思われるからだ。
しかし、そういう大衆の(という書き方をすると、一般大衆をバカにしていると思われそうだが・・)「ノリ」や「気分」で決まってしまうのが政治というものではないか、とも思ったりもする。そしてそういう時代の気分を捉まえるのがうまい人物が大物として君臨するのかもしれない。
一昨日・昨日の購入 なし
丸谷才一の「裏声で歌へ君が代」出版当時ちょっと話題になったが、改めて読んでみようと思っている。この主人公が大川周明に関連のある人物だそうだから。今度購入せねば。
一昨日・昨日の読了
デフォー「ロビンソン・クルーソー」新潮文庫 B
クリストファー・ソーン「太平洋戦争とは何だったのか」草思社 A
松本健一「右翼・ナショナリズム伝説」河出書房新社 C
新潮文庫は吉田健一(吉田茂の子息、ケンブリッジ中退)訳である。この訳が一番よいとされているらしい。大塚久雄が「これぞプロテスタンティズムの倫理を体現した人間」と絶賛? しているクルーソー、あらためて小説として読むとさほど面白くはないような気がしてしまう。
ソーンの本、先日触れた「アメリカの鏡・日本」と共に、欧米側から東京裁判史観を否定した歴史書として知られている。本書も、帯に猪口邦子・北岡伸一・栗本慎一郎という、読書意欲をこれ以上は削がないだろうと思われる三人の右派論客の評が載せてある。これはだめか・・・と思いつつも、中身はなかなか興味深い、まじめな本だ。著者は太平洋戦争と呼ばずに「極東戦争」と呼んでいるが、この戦争を巡る社会的、経済的、政治的状況を詳細に分析した本だ。つまり戦争そのものの記述は極めてすくない。本書の着目すべき指摘は、猪口が述べているように、たしかに「人種」というのが二重、三重の意味で、つまり「黄禍論」(yellow peril)という意味の人種差別と、国家内あるいは軍隊内における人種差別(黒人だったりアボリジニだったり)が重要な役割を演じていたことである。が、筆者には、訳者があとがきで述べているように「極東地域における最強のファシズム国家は日本ではなく中国(蒋介石政権)だった」という指摘が注目された。たしかに毛沢東が勝利を収めた原因がそこにあったことは容易に推測される。また、「民主主義の防波堤」を自負する米(英)が最後まで蒋政権を支持したことも、民主主義擁護は単なる建前であることを露呈してしまっている。当時の日本は婦人参政権こそなかったものの、普通選挙を実施していたのだった。日中戦争についてもあらたに考えてみる必要があろう。
松本健一のこの著作、わざわざ読む必要もない、と思う。ただ一点、次の指摘は傾聴に値する。
「ナショナリズムと原理主義(ファンダメンタリズム)は『反米』という点では一致するが、元来別物である。」本書では北一輝と大川周明をナショナリズムに分類される思想家としているが、後年の「大川周明」では、北はナショナリストだが、大川はファンダメンタリストだとしている。分析を変えたのかもしれない。
>山村さん
写真の意図ですか?
1)これからはハイブリッド車でしょう
2)日本がアメリカに勝つのはやっぱりクルマだ!
くらいの付会牽強ということでどうでしょう?(笑)
>だめだよ、そんな、流行にのせられちゃ
クルマのことはよく知らないので(ぉぃ)、ご教示ありがとうございました。
水素を動力源とするクルマが広く実用化されればいいのでしょうが、生きている間に実用化されるのだろうか・・・?
>問題はどう必要な量の水素を作るか
そそ。
だから、先日絶賛した、常温で水を分解する触媒の実用化がキーになるかと。
コメント (3)
ところで、この写真、どういう意図でここにあるん??
投稿者: michiaki01 | 2006年04月11日 05:43
日時: 2006年04月11日 05:43
>>これからはハイブリッド車でしょう
だめだよ、そんな、流行にのせられちゃ、インテリなんだから。
エネルギー効率を考えたら、ガソリンでハイブリッドやるくらいなら、ふつうの(現在的な)ディーゼルを使うほうが合理的。
どうせなら、ディーゼルをハイブリッドにしろよ、と思い。
投稿者: michiaki01 | 2006年04月11日 17:52
日時: 2006年04月11日 17:52
いやね、水素自動車は実用化されているけど、問題はどう必要な量の水素を作るかなのだった。(苦笑)
投稿者: michiaki01 | 2006年04月12日 08:02
日時: 2006年04月12日 08:02