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異形の王権

 本日の読了のところに、夏目漱石「坊ちゃん」と書くような気恥ずかしさがなくもない。「異形の王権」は必読書だもの。

一昨日・昨日の購入 なし
一昨日・昨日の読了
 網野善彦「異形の王権」平凡社ライブラリー A

 網野史学に魅せられている者でありながら、まだ代表作のいくつかは未読だったりする。本書は、隆慶一郎の「花と火の帝」シリーズなどに多大なる影響を与えたと思われる。ちなみに同作品の主人公は「八瀬童子」である。興味のある方はgoogleなどなされたい。
 本著作のテーマは「異形の者」であるが、後年になると穢多・非人(「えた」はATOKから削ってあるようだ)として差別の対象になるひとびとの、歴史上の役割を探ったものである。最後に収められた表題論文では、後醍醐天皇の「建武の新政」が、単なる復古調のものではなく、むしろ「異形の者」をフルに活用した、それ以前には例をみないものだった(だから足利尊氏の離反はなくとも長続きしなかったであろう)という指摘は興味深い。
 さらに筆者がより興味を惹かれたのは、「鎌倉・室町時代、女性の一人旅はごくふつうだった」という記載である。治安は現代に比べても格段に悪かったと想像される当時、どうして女性の一人旅が可能だったのだろうか? 正解は書かないでおくが、ぜひ推理するか、本書を購入して読まれたい。

>山村さん・weakfishさん

>正解

 驚愕の結論だからです。そっとお知らせしてもいいのですけど(笑)
 写真、色は照明です。絞りをめいっぱい絞って長時間露光(一分くらい)したらまるで油絵のような画像になりました。ちょっとびっくり。

>わかんない...。
>知りたいです・・正解 。

しかたがないのう・・・原書を読んで頂きたいのじゃがのう。
引用。
「・・・私はこうした一人で旅をする女性の場合、性が解放されていたのではないか、と考える。(中略)これは伴もつれず、輿にも乗らないで道を歩く女性--一人で旅をする女性が、男に「捕られる」ことをむしろ当然とする慣習があったことを前提にしなくては理解できないことではなかろうか。(中略)そしてもしもこの推測通りであるならば、金目のものを持たない限り、女性の一人旅の危険はほとんど消えるといっても差し支えない・・・」
だそうです。

>想定の範囲内ではあった

 想定の範囲内というか、それ以外の回答はあり得ないわけですが、「驚愕」ではないですか? ^.^ ルイス・フロイスが「日本人は性に関して不道徳」と書いているのも、キリスト教宣教師から見れば当然ですよね。もっとも、今の日本人の性道徳観は、当時の日本人のそれよりも、フロイスのそれとなってしまったことは、筆者としては嘆かわしい限りだと思っています(まじめに)。

 さて、ご指摘の性病の件、当時の日本にはHIVも梅毒も存在しなかったことは留意すべきでしょう。問題になったのは淋病だけであり、これは男性も女性もかなりな痛みを伴うために、感染の率は他の性病に比べて低いことが挙げられるでしょう。クラミジアについてはどうだったんでしょうね。
 子供のほうは、女性ひとりでなんとかしたのでしょう。当然、そういった性風俗は、まわりの扶助が暗黙の前提となっていたと考えざるを得ないと思われます(そういう点も当時の日本人の美徳にあげてよいでしょう)。

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コメント (5)

michiaki01:

>>正解
何で?(笑)

下の写真、色は基本的に照明の色なんだよね?
面白い写真だとは思う。

michiaki01:

わかんない...。

weakfish:

知りたいです・・正解 。

michiaki01:

さて、教えてもらったわけだけど、想定の範囲内ではあった。
しかし、STDとか妊娠(つまり出産後の子供の扱い)なんかについてはどう考えたらいいん?

michiaki01:

>>嘆かわしい
ホントそうだよね。
江戸時代だってそんな具合だったのに、どう急旋回して今のようになったんだろ。知る必要あり...。

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2006年03月30日 16:24に投稿されたエントリーのページです。

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