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若者の保守化

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 政治の話ではない。

 さいきん若者の間で流行している音楽を耳にするたびに、ちょっと軟弱過ぎないかと思うのだ。アコースティック回帰? 筆者には、疲れているとしか思えない。ラップ、ヒップホップ、レゲエなどのダンス・ミュージック? リズムが軽過ぎるよね。むかしの打ち込みみたいなリズムで満足するんかい?

 ジャズでも、'80くらいから、アコースティック回帰というムーブメントがあって、筆者はとても悲しかった。衰退以外の何物でもないと思われたからだ。ロックでも、MTV unpluggedなどをきっかけに、アコースティックなら売れる、というような現象があった。それもちょっと違うと思った。単に疲れているだけにしか思えなかった。

 筆者には、最近の若者の趣味は、おとなし過ぎると思われるのだ。若者はもっと反抗的であっていいように思うのだが、これはステレオタイプ過ぎる見方だろうか?

 筆者はザ・バンド、特に、"StageFright"と、"The Basement Tapes"のファンだが、さいきんはサザン・ロックや、スワンプ・ロックといったジャンルに惹かれる。やっぱりオジサン!?

>65億分の一さん

>音楽に飢えることを知らないで流行っているものの中から自分の好きなものだけを聴いてる

 う〜ん、これが必ずしもわるいことだとは言えないのですけどね。

 そもそも、音楽をはじめとする「芸術」なんてのは、それこそ幻想のかたまりであって、「オレはこれじゃなきゃだめだ」「これが万人にとって感動をもたらすはず」というのは単なる思い込みであって、そもそも与えられたものの中から選択をせざるを得ない以上、最初から「現在世の中に存在する」音楽に縛られているとも言えるわけで。すべての人間が「与えられたものの中に満足している」のであり、アントニオ・カルロス・ジョビンとか、ボブ・マーリーといった天才以外はすべてそこに属するとも言えます。

 ただ、自分の抱いている嗜好や考えが、ひょっとしたら誰か(政治権力、芸術・出版・メディア産業、マスコミ)から与えられたものではないか、と疑ってみる用心深さ、懐疑的精神はいつでも必要なように思います。そして、この疑いは常に真実であることも自覚すべきです。

「自分の考えは、誰かがすでに考えついたことを反復して(あるいは盗んで)いるだけである」
「自分の考えは常に誤っている可能性がある」

 この二つの命題は常に真だと筆者は思うのですが、それを単なる一般論としてとらえるのではなく、自分の身に当てはまるものと認識できる人間であることが、討論をはじめる前提であるように思われます。そしてたとえば政治の場において、この条件はほとんどまったく満たされていない(そして多くの実生活においても)ことに留意すべきでしょう。

>音楽というものは使い方によっては、凶器になります

 その最も著名な例がビートルズと言われています。

>ちょっとだけ「近頃の若いもんは」論のような気がしないでもない

 そうなんじゃないかな(爆)
#でもさ、若者にアコギのフォークとかみたいのを聞いて欲しくないんだよね。

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コメント (3)

65億分の一:

 音楽の知識は無いほうですが、初めてのボーナスでステレオプレイヤーを買って、映画のサウンドミュージックを聴いた時は涙が出ました。ジャズとかは無知ですが、ハスキーボイスの枯れた声がステレオではっきりと聞こえた時は感動しました。
 自分の子供たちを見て思うのですが、恵まれ過ぎて育っています。音楽に飢えることを知らないで流行っているものの中から自分の好きなものだけを聴いてるようです。
 本とかも長編ものを耕す感覚が子どもにはなさそうに感じます。育て方間違ったかも・・・^^;

65億分の一:

>自分の抱いている嗜好や考えが、ひょっとしたら誰か(政治権力、芸術・出版・メディア産業、マスコミ)から与えられたものではないか、と疑ってみる用心深さ、懐疑的精神はいつでも必要なように思います。そして、この疑いは常に真実であることも自覚すべきです。

全く仰る通りです。
そう言われれば、軍歌など洗脳しようとするには、音楽というものは使い方によっては、凶器になりますね。

スイスの山村:

>>長編ものを耕す感覚が子どもにはなさそうに感じます。育て方間違ったかも

いえいえ、そうは思いません。世界的に、何事に関しても、目の前のことしか関心を持たず、すぐに結果を要求するようになってきたので、そうなってしまうのも当然でしょう。
ということで、我々に責任がある、という意味では「育て方を間違って」いるのかもしれませんが...。


P.S.
ちょっとだけ「近頃の若いもんは」論のような気がしないでもない...。

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2007年03月31日 22:18に投稿されたエントリーのページです。

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