例によってスタートは6:01高尾発の中央線大月行きである。こんかいの歩き出しは鳥沢駅。6:30に到着し、45分くらいから歩きはじめる。大月市が整備した道標によって、迷うことなく貯水池の脇に導かれる。前回の前道志越え、立野峠越えよりも随分と楽な感じの道だ。標高差はまったく変わらないはずなのだが。穴路峠には8:16着。そこから旧秋山村無生野には8:30過ぎに到着する。上野原発富士急山梨バスの始発に乗るのに比べて一時間弱の時間短縮である。
ここから、前回この地点で左手(東)側の沢へ入ってしまい、三日月峠へ出てしまうという失態を犯したために、慎重に進む。分岐を右手(南)に下り、未舗装の車道がなくなるところまで詰めてゆく。車道が尽きるところ、堰堤になっていて、「赤鞍ヶ岳へ」の古い道標がある。この地点である。
さあ、地形図をよくみよう。ここで沢は二分されていて、右手(南西)へ向かう沢の方が明らかに大きい。事前に地形図をよくみてゆけば、730m、806mピークへの尾根に取りつけばいのだということは容易にわかる。事実、この地点で806mピークのある尾根へ取りついてゆく作業道は容易に発見される。ところが、あまり事態を把握していなかった(まさかこの取り付きが命取りになるとは想像していなかった)筆者は、南西に延びる沢の堰堤の保守道に入ってしまう。当然、道は途絶するが、もう戻ってはいられない。このあたりで間違いに気付いたのだが、高みを目指してゆけば棚ノ入山へ着くと考え、この尾根(当然道はない)に強引に取りつく。ピークから南下すればいいと思っていたのだが、不思議なことに南へ進むとどんどん下がっていってしまう。あとからみれば、この尾根を下っていったのだから当然なのだが、焦った。
ここで、棚ノ入のピークからたとえ外れたとしても、上ってゆけば雛鶴峠から棚ノ入への縦走路に出るはず、そう踏んで勇気を持って北西へ引き返したところ、日向ノ舟で縦走路と出会った。いちおう、リカバリーはできたわけである。しかし、ここでかなり体力を使ってしまった。
ここからは正規ルートで道もよく整備されている。9:50日向ノ舟から11:07赤鞍ヶ岳着。前回、梁川の駅から四時間で到着しているから、若干時間をロスしたことになる。
さてここからはお定まりの縦走路を二十六夜山へ向け疾走するだけであるが、強引に尾根を登り詰めた疲労が災いして、菜畑山への鞍部でバテバテになってしまう。結局、赤鞍ヶ岳から菜畑山まで二時間、菜畑山から今倉山まで1時間20分、今倉山から二十六夜山まで同じく1時間20分と、登山地図を下回りそうなペースでへろへろになりながら歩く。参考までに、筆者が持っている2007年版エアリアのタイムは次のようになっている。
鳥沢〜無生野 2:30
無生野〜赤鞍ヶ岳 2:50
赤鞍ヶ岳〜菜畑山 2:10
菜畑山〜今倉山 2:10
今倉山〜二十六夜山 1:45
辛うじてコースタイムは下回っていないようである。雪のために特に下りで慎重にならざるを得なかったことを考えれば、まあまあのスピードか。さあ、帰り、芭蕉月待ちの湯16:48のバスに間に合うため、走る。エアリア1時間25分のコースタイムを1時間で駆け降り(とは言っても途中で「仙人水」などで時間を取っているわけだが)何とかバスの時間に間に合う。合計すると、12時間25分のコースということになるが、冬期でさえ十分日帰り可能なようである。
写真はこちら。
http://picasaweb.google.com/daepodong/100109#
次回は、前道志完全縦走、だな。