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      <title>よむ・きく・あるく</title>
      <link>http://out-of-date.info/blog/</link>
      <description>筆者の陳腐さについてだらだらと述べるblogです</description>
      <language>ja</language>
      <copyright>Copyright 2012</copyright>
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         <title>ギリシャとローマ</title>
         <description>　ギリシャとイタリア、今の政治の状況を見るに、古代の二国の関係が再現されている、と思うのは、筆者だけだろうか？</description>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">歴史</category>
        
        
         <pubDate>Wed, 16 May 2012 21:21:38 +0900</pubDate>
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         <title>動物の食生活について</title>
         <description><![CDATA[　あまり動物の性生活には興味はないので、どちらかというと食生活に向かうことになる。

　いま、糖尿病の食事療法でホットな話題になっているひとつに、糖質制限食というのがある。これはむかしアトキンソン・ダイエットという名前で知られて、いちどは否定されたものだ。それがグリセミック・インデックスなどの概念の導入や、食後の高血糖がむしろ合併症の進行には重要だということがわかってきたことなどもあって、巻き返しをしつつある。

　そこで、筆者の興味は、人類にいちばん近いサルがどのような食事をしているのか、にある。人間の消化器系はサルと大差ないであろうから、サルの食事がヒトにとっても生理的な食事内容、ということになろうからだ。同じ哺乳類でも反芻をするウシなどとは当然理想の食事は変わってくる。

　さて、山に棲む動物でもっとも雄偉な体格を持つものはクマであるが、ヒグマは草食優位の雑食性であることが知られている。たぶん、地球上でもっともクマ口密度が高い択捉島などでは（北方領土はロシアも日本も所有せず、クマの楽園にしてあげるのがよい）おそらく彼らの栄養はほとんどサケ・マスで賄われていると思われる。
　ツキノワグマは草食性であり、中でもミズナラなどの広葉落葉樹の実を好んで食べる。そして、ミズナラの実はかつてヒトも食用にしていたことが知られている。トチノキなども重要な食材であったが、これらの実、すなわちドングリ類は、栄養分のほとんどはでんぷん、つまり糖分なのである。

　では、サルは？　特に、人間にもっとも近縁といわれている類人猿（ゴリラ、オランウータン、チンパンジーなど）の食事は？　どうやら、野菜・果物類、ナッツ・穀物類、そしてだんぱく源としては卵、鳥、昆虫などが重要らしい。すくなくとも、堅果類が重要なエネルギー源になっていることを思えば、極端な糖質制限食ではない、とみるのが順当であろう。ただ、その比率はヒトに比べてあきらかに低い。また、いくにんかの糖質制限食の主唱者が主張している一日一回食あるいは二回食については、サルは一日のほとんどを食探しと食事に費やしているため、じっさいには頻回食にちかい食事となっており、これはあきらかに異なる。

　結論としては、トータルでのカロリー制限がヒトをふくむ動物の寿命を延ばすことを考慮に入れれば、

1)現在、一般的に推奨されているカロリーにおける糖質の配分は、60%前後というのはあきらかに多すぎるのではないか？
2)むしろ、頻回食のほうが類人猿の実情には近い
3)昆虫を食べるべきである

　ということになる。

　さて、この中でもっともハードルが高そうなのが3)の昆虫食である。漏れ聞くところによれば、某大学の寄生虫学の教授が「昆虫食」を提唱し、昆虫を食べる会なるものを開いているそうである。慣れるとなかなか美味でもあり、食糧事情が悪化したときも食に困らなくて済むという利点もあるが、多くの人にとってはそうもいかないであろうか。すると、カロリーの比率を糖質50%、脂質30%、たんぱく20%程度、あるいは糖質をもう少し落として脂質とたんぱくの比率をあげてゆくという方法で昆虫食を代用してゆくとすれば、動物・植物たんぱく、特に後者の多食が現実的な選択肢となってゆくと思われる。この目的に最適な食物は大豆である。

　さいわい、日本食には大豆を使った加工料理が多数存在するし、さいきんは大豆粉もネット販売などで入手がかんたんになっているので、これでパンなどを作って食べるのがよいと思われる。なお、特に東洋人にとっては白米は最悪の食事であるらしいので、なるべく玄米を食べるのがよい。筆者は<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BA%E8%8A%BD%E7%8E%84%E7%B1%B3">こちら</a>に注目している。現在、発芽実験中である。

　もっとも、昆虫が本命であることはいうまでもない。こちらについても近い将来レポートするできるように努力する所存である。]]></description>
         <link>http://out-of-date.info/blog/archives/entry/2012/001621.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">医療</category>
        
        
         <pubDate>Wed, 16 May 2012 14:48:00 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>民主主義とポピュリズム</title>
         <description>　小沢一郎の強制起訴を巡って、筆者はたいへんわるい制度であると思っている。これは裁判員制度についても同様に考えているのだが、「一般人のふつうの感覚でプロの狭い視野を是正する」というのは、得てして、専門家の持っているバランス感覚、つまりさまざまな観点の利害を考量し、総合的に判断を下すという能力とは相反することが多いのだ。
　ある分野のシロウトは、この「利益考量」が苦手なことが多い。ある行為に伴う長所あるいは短所「のみ」を取り上げて好きだ嫌いだ言うだけであり、結局は感情的な議論になってしまう。長所も短所も熟知した上で、さまざまなシチュエーションに応じて総合的に判断を下すことができるのがプロフェッショナルであって、そのような判断は尊重しなければならないと思うのだ。
　残念ながら、今回の大震災と原発事故で、ますますそのようなプロフェッショナルに対する信頼の崩壊が進んでしまったように思われる。これは大変残念だし、社会にとってよくないことであると思われる。説明されてもその内容に耳を傾けようともしない連中が、「政府（自治体）は信用できない」「不安だ」と感情的にさまざまな政策に反対を唱えることが増えてこよう。そうして、そうした風潮に乗っかって支持を延ばすポピュリズムの政治家がますます数を増やしてゆくだろう。

　前にも述べたが、ある政策がどのような効果を生むのかは、単純な推論で導き出せるものではなくなっている。5%から10%への消費税の増税が、10年後の可処分所得の増加と減少のどちらの結果を生むのかは、感覚で測ることはできないのだ。すると、シロウト目にもわかりやすい説明をした人間が支持を得ることになる。別に個人を批難しているわけではないが、池上元NHKアナウンサーのような「わかりやすく」解説をする人が人気を得ていることは、筆者には必ずしも好意的には考えられない。ものごとはフクザツであるし、単純に割り切れず、ましてや「万人にとってよい」政治・政策などというものはないことを理解しなければならない。マスコミなどを通じてみている限り、あきらかに政策には優劣があるように考えられているように感じられるのだが、むしろ、優劣よりは「誰にとって得か」というちがいのほうが大きいように思われる。

　どうも、民主主義とは、「国民のフィーリングで決めること」と勘違いされている。君主制や貴族制の為政者には、現代人が想像するよりも遥かに厳しい努力や自己鍛練が求められた。つまり民主主義が機能するためには、同様の自己研鑽がすべての有権者に必要とされるということになるのだが、やはりそれはムリであったように思われる。いろいろな分野に一般人の参画を許可してゆくのは、その分野を改悪することにこそなれ、向上させるものになるとは思えない。NHKの番組などだと、プロフェッショナルの特殊な側面を強調するだけで、ほんとうのプロとは何なのかをわからせるものではないと思う。何よりも、「総合的に考え、バランスの取れたもののみかたや判断ができる」ことがプロフェッショナルの条件ではないだろうか。「わかりやすさ」で善し悪しを分けてしまうような判断基準は非常に危険である。特に、政治的真実というものは、常にわかりにくく、明快にできないことが正しいのではないだろうか。
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         <link>http://out-of-date.info/blog/archives/entry/2012/001620.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">時事</category>
        
        
         <pubDate>Tue, 15 May 2012 11:51:00 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>奥秩父不連続縦走達成</title>
         <description>　まだ前回の記録も仕上げていないうちに新しい記事を書かねばならぬとは時間の経つのは早いものだ。

　奥秩父縦走路のなかで走破し残したのは三条ダルミ〜飛竜山と、将監峠〜雁峠のあいだである。ここは、たとえば雲取山側からみたら、1)雲取山荘or三条ノ湯or奥多摩小屋　2)将監峠の二泊が必要であり、雁峠から歩くとしたら、1)将監峠　に泊り、翌日強行で雲取山から下山してしまうという方法が考えられる。こちらだと一日目もバスの時間の関係で将監峠に着くのはやまり午後五時前後になってしまうであろう。いずれにせよ歩きにくい区間なのだが、これを雲取側から歩いてみることにした。
　装備は軽量化する。将監小屋に泊まってもよかったのだが（どうせほとんど人はいないはずだし）、テント泊として、靴はトレランシューズで歩く。雲取〜将監峠の縦走路は東京都の水源林の巡視道が付いており、トラバース道を延々と歩くことになるので、登山靴よりもずっと有利である。

　雲取に登るコースは、日原〜日原林道〜大ダワ林道始点〜二軒小屋尾根で行きたかったのだが、交通機関の関係上、奥多摩湖で降りて水根沢を渡り、犬麦代トンネルの手前で尾根に上がることにする。ここ、地形図に書いてあるように、展望台への散策路がある。
　ここ、展望台で道は途切れ、下りになってしまうのだが、尾根を西進すると950mで熱海からのルートに合流し、さらに倉戸山を経て鷹ノ巣山に登ることができる。あとは石尾根で雲取までゆくのだが、筆者の足で五時間かかってしまった。

　雲取から飛竜、そして飛竜から将監峠は一般道なので書くこともない。それぞれ二時間、二時間で将監峠に到着できる。つまり、トレランシューズを履いたファスト・トレッキングでもかなり時間がかかる。なんのことはない、この間標高差は1400m、水平距離で30kmあるからである。つまり、一般的には、一日で歩くのはかなりの強行だ。

　将監小屋のテント場は50張りと書いてあって、確かに張れる数は多いのだが、残念ながらこのテント場の整地は劣悪である。なにせ、水平な場所がほとんどない。水量が豊富なことだけがここの利点であって、筆者が泊まったテント場（といっても、整地されたテント場などあまり泊まったことがないのだが）の中では最悪のところであったかもしれない。

　翌日、眠れなかったこともあって、雁坂峠から下山する計画を変更し、唐松尾〜笠取〜雁峠と歩いて、新地平へ下山するショートコースへ変更。さりとて、このコースも15kmある。6時にテント場を出て、11時25分新地平発のバスに間に合ったが、一般的に強行であろう。
　なお、将監峠〜唐松尾〜笠取山の縦走コースはもっとも奥秩父らしい原生林が残されている場所といわれており、ぜひ訪れてみたいところである。笠取山から下山すると、珍しい「分水嶺の山」に登ることができる。</description>
         <link>http://out-of-date.info/blog/archives/entry/2012/001619.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">登山</category>
        
        
         <pubDate>Mon, 14 May 2012 11:54:00 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>モンベルX-TREKマイティドームテントの設営の困難性について</title>
         <description><![CDATA[　blogで検索しても記事が見当たらないので書いておく。

　モンベルの<a href="http://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1122389">X-TREKマイティドームテント</a>、設営の容易性は５段階評価の５（最も容易）となっているが、これは１のまちがいではないかと思う。
　伸縮性のない生地を使っているために、ポール末端がテント入口のポール受けに入らない！　あまりに困難なので、モンベルショップの店員さんに確認したが、自分の入れ方が間違っているわけではないようだ。とにかく、力づくで入れるしかない。
　問題点。

1)テント生地を破るかも知れない（じっさい、店員さんも一度破損させた経験があると言っていた）
2)設営に手こずるとそれだけでリスクが増大する
　これは、シングルウォールテントなので、冬山で使用することを想定した場合、重大だ。
3)冬季に生地が縮んでますます設営困難になるかも知れない
4)ポールを素手で摑まないと設営困難である
　凍傷のリスクが増えるだろう。

　なので、もうヤフオクで売るのも何なので、しばらく使って生地を伸ばしてみるが、新しく購入される方はモンベルのこれは避けたほうがいいのではないか。
　すなおに<a href="http://www.heritage.co.jp/tent_models/duo_x.html">ヘリテイジ</a>にしておけばよかったか。。。。。内寸が10cm高いのも大きいとおもう。]]></description>
         <link>http://out-of-date.info/blog/archives/entry/2012/001618.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">登山</category>
        
        
         <pubDate>Sun, 13 May 2012 18:17:11 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>吾輩は大衆を信じない</title>
         <description><![CDATA[　なぜか、登山家の記録の中に、このジョージ・ギッシングの「ヘンリ・マイクロフトの手記」は二度登場してきたのを見たことがある。本書は美しく繊細な自然描写で知られているが、一読すればわかるが、内容の多くは別のことで埋められている。それは・・・

　ジョージ・ギッシング<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/400322471X/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&tag=daepodong-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=400322471X">「ヘンリ・ライクロフトの私記 」</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=daepodong-22&l=as2&o=9&a=400322471X" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />岩波文庫　B2

　この人物に仮託して書かれた本書はそのままギッシングの思想を現しているとみてよいが、ほとんどが大衆に対する疑心と絶望である。また、失われゆくふるきよきイギリスの伝統を惜しむ感情であり、古典に対する愛惜である。

　ホブスボームも指摘している通り、現代の政治家の腐心は、ほとんど有権者の支持を得られない政策をどのように彼らを騙し、宥めて実現させるかにある。つまり、大衆には、ある政治経済政策の可否を判断するちからは、ない（当たり前だろう）。それだけではなく、文化や倫理といった、"common sense" によって判断できそうな分野においてさえ、ない、というのが筆者のみかたである。たとえば、筆者は、死刑廃止や原発再稼働は国民や国家の利益になると信じており、またそれが正しいということに確信があるが、おそらく支持されないであろう。

　小泉改革のときに示されたように、小泉を支持した大衆は、彼のいわゆる改革によって打撃を受ける階層に属していた。ポピュリズムによって人気を集める政治家は、その大衆迎合によって、結局はその大衆を害することになるのだが、彼らはそれを悟ることはこんりんざいありえない。ギッシングも「民主主義」によって大衆の手に政治が渡ることを恐れているが、民主主義とはほんらい多数決ではなく少数意見の尊重（というより、実現）に力点が置かれなければならないものなのだ。

　筆者には、今政治家や大衆から攻撃の対象となり火だるまを浴びている官僚こそが日本を支え、救う存在に思える。官僚による政治は古いaristcracyの変形版である。筆者は、多少の天下りや特殊法人は存続させて構わないと考える。ポピュリストらが日本を破壊する「改革」なるものを行うくらいなら、全面的に官僚主導政治にしたほうが遥かにマシである。]]></description>
         <link>http://out-of-date.info/blog/archives/entry/2012/001617.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">読書</category>
        
        
         <pubDate>Thu, 10 May 2012 21:36:00 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>長い二十世紀</title>
         <description><![CDATA[　尊敬する土佐弘之先生が監訳者であることから、もう本の内容は保証されたようなものだ。

最近の読了
　ジョバンニ・アリギ<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4861822173/ref=as_li_qf_sp_asin_tl?ie=UTF8&tag=daepodong-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4861822173">「長い20世紀」</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=daepodong-22&l=as2&o=9&a=4861822173" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />作品社　Ａ

　Ｓをつけるかどうか迷った。Ｓ寄りのＡである。
　非常に簡単に要約してしまうと、本書はブローデルの歴史観を資本主義に適用したものである。ブローデルじしんにも「物質文明・経済・資本主義」という著書があるが、そちらはアリギの本書のように法則化を目指したものではない。
　本書の主張は、
「現代アメリカのような金融資本主義は突然出現したものではない。資本主義の覇権国では、衰退傾向に向かうと必ず資本は実業への投資から金融へ流れるものである」
　というものだ。
　ただ、それだけではなく、過去の覇権国（ベネチア&ジェノヴァ、オランダ、イギリス、アメリカ）には「保護コスト」の内部化と外部化を巡って異なるパターンが出現していた、とか、ユダヤ資本の勃興に関するトピックや、他にも歴史および経済を考える上でのさまざまな情報や示唆に満ちている。
　本書では、変動相場制の導入が経済に及ぼした効果についても簡単には触れてあるが、筆者には、現代経済に対してこの為替の変動相場制というのは非常に大きな意味を持っていると考えているので、ここはもう少し詳細に考察をして欲しかったような気がした。
　厚さはあるが平易な文章および訳で、問題なく読める。ぜひ現代人として一読しておきたい本であろう。]]></description>
         <link>http://out-of-date.info/blog/archives/entry/2012/001616.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">読書</category>
        
        
         <pubDate>Wed, 09 May 2012 12:11:00 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>冥福を祈らない思想</title>
         <description>　故人に対して大変に失礼なことを書いてしまうであろうが、自戒を込めて。

　北アルプスで医師を含むパーティが遭難した。報道をみるかぎり、自殺行為としか思えないような装備で登山に臨んだようだ。
　筆者が残念だと思うのは、そのかなりの部分が医療従事者であったことである。以下に述べるように、医療行為と登山はかなり似通っている部分が多いと筆者は考えている。そして、このような遭難の仕方をするような医療従事者が、優秀な職業人であるとはちょっと信じられない（いや、とても素晴らしい医師であったのかもしれないが）とも思うのである。

　山＝人体、と置き換えてほぼその類推はあたってしまう。まず最初に行うべきことは、山（人体）について教科書的な知識を得ることである。GWの日本海側に位置する3000m近い山々の気象条件はいかなるものであって、大陸から500hPaの高度で寒気が降りてくるとどうなるか。冬山に一変するのは真摯に山登りをしようとする人間にとっては常識に属することである。ならば、どのような装備をすれば遭難しにくくなるか（100%はありえないから）、くらいは最低限知っていなければならない。今回の遭難者のうち、一人は山のベテランで、装備も完璧だったと伝えられている。それでも遭難することがあるのが冬山である。
　同じように、人体とはどのような構造で、どのような病気があって、どのような症状を出すのか、といった紙の上での知識が医療行為の第一歩である。登山とまったく共通である。
　それらを踏まえて計画を立てる。医療行為の場合は第二歩の「診察」ののちに計画を立てるから、この順番は登山と医療でちがってくることになる。

　次に、山（人体）をよく観察（診察）することである。登山道を上り下りするだけではなく、気温、風向き、雲の動き、そして気圧計の動きなどで、天候の動きを読まなければならない。同じように患者を丁寧に診察することが医療行為の第二歩となる。

　ここで登山の場合には計画を実行すべきか、安全地帯に批難するのかを決めるのだが、医療の場合には計画を遂行して、その結果によって軌道を修正するというちがいはある。どちらにせよ、いちばん重要なのは、第一段階の「紙の上での知識」である。さいきんは教科書を読まない医学生や研修医も増えていると聞く。人体や病気にかんする十分な知識が優秀な医者への最低条件であるのと同様に、山にかんする知識や安全を担保する技術を身に付けることが、安全登山の最低条件である。

　ともあれ、非常に残念な遭難である。単純に「ご冥福を祈る」というひと言では片づけたくない。すべての社会的活動に対して、事前の調査（学習）を十分にすべきである、ということを、自戒を込めて記しておきたい。</description>
         <link>http://out-of-date.info/blog/archives/entry/2012/001615.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">登山</category>
        
        
         <pubDate>Tue, 08 May 2012 15:32:00 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>日向林道の現況について</title>
         <description><![CDATA[　他人の山行を読んで何が参考になるだろうか？　ひとつは、登山道自体の現況である。ロープのような特別な装備が必要になるか否か。もうひとつは所要時間。これは筆者の場合はどうでもいい。長時間歩行や夜間歩行も苦にならないからである。さいきんは雷の季節ではないことも相俟って、15時前にテントを設営することがほとんどなくなってしまった（いいのかよ・・・）。しかしあえて筆者の考えを述べれば、水場とアプローチ、このふたつが最重要であるとおもっている。さて、こんかいはどうであったか？

　このGW、山行中に「誰にも遭遇しない」可能性の高いルートをいろいろ模索していた。その結果、まず大丈夫だろう、と思われるルートを決定し、じじつ誰にも遭わずに山行を終えることができた。
　天竜川筋からの南ア深南部へのアプローチにはふたつの方法がある。ひとつは飯田への高速バスを使い、駅で一泊し、始発で平岡または水窪（みさくぼ）へ向かう方法。もうひとつは新幹線もしくは高速バスを使い、豊橋で一泊（ただしバスはバス会社のものではなくツアー会社のものになってしまう）、そこから飯田線に乗る方法。飯田のほうがバス便は豊富だが、こんかいGW中ということもあって、やむなくツアー会社のバスを利用した。
　水窪駅から予約したタクシーで兵越（峠）へ向かう。途中タクシー会社で水道水をバッグへ詰めたが、兵越の近くを流れる草木川で容易に取水できる。降雨のため濁流になっているのを心配したのだが、もともと水量が多い川ではなくあまり問題なさそうだ。
　兵越からは比較的明瞭な踏み跡が東に延びている。ほとんど一般道だ。植林でもあり、ぜんぜん南アの雰囲気はない。最初のピークの水梨山にもすぐ着いてしまう。ヤブもない。このあたり草木川の源流部でいくらでも取水できそうに思うが、あまりメリットはないだろう。
　1436mや1474mはあまり印象にない。このあたり、展望にも乏しくあまり面白みのない場所だ。朝日山への稜線は昔の記録ではヤブに埋もれて三角点も最高点もわかりにくいとのことだが、途中に「三角点はこちら」の標識あり、テープ類も豊富で簡単にわかる。自然林が増えてきたものの、踏み跡も明瞭、原始の雰囲気はない。ここまではかなり人が入っているようだ。
　徐々にヤブが増えてくるものの、道はあいかわらず明瞭。しかし今までよりも若干薄くなる。ところが、平森山を越えると雰囲気は一変する。ヤブ、倒木、自然林の南アの雰囲気が突然出現する。数段山が深くなったように感ずる。じじつ、ここでシカの角を戦利品として収穫した。白倉山までのルートで注意したいのは、このルートのほとんどは尾根を通らないということだ。親切にも「北を巻くこと。尾根は倒木多く歩きにくい」と書いてある黄色のテープが巻いてあり、「コルで尾根上の道と合流」するとあるのだが、そのあと1815m点付近の二重山稜部分でも、北（左）側の尾根を進むのがルートなのだ。県境を歩くと倒木でかなり時間をロスしてしまうので、注意しておこう。白倉山は特徴ないピークだ。
　初日には三又山まで進むつもりでいたのだが、重荷と睡眠不足のため次の1873m点付近で平坦地を探し、幕営した。

　二日目は予報通り前日よりも寒く、ガスって展望もない。深南部を歩くのに不足はないとは言え、あまり気分のよいものではない。あいかわらず倒木多く苦労するが、尾根が細くなってからは傾斜はきつくなるものの、歩きやすく変わってゆく。人のものかけもののものかわからない踏み跡も、尾根の細さに比例して徐々に明瞭になってゆく。さいご、痩せ尾根が続くようになり、急登をこなすとそこがうら寂しい三又山である。浜松北高校の標識がまだ残っていた。「左兵越峠、右鶏冠山」の標識はあるのだが、中ノ尾根方面の記載がないのは何故なのだろう。もっとも、ここに来るような人はそんな標識を当てにはしないだろうが。
　ここで、むかしの「アルペンガイド」の記載に従って北面、すなわち梶谷川源頭に下ってみる。上部は残雪に覆われており、立ち木が散在しているために滑落の危険はすくない。しかし、残雪がない下のほうは手がかり・足がかりもなく、降りてゆくのは危険がありそうだ。沢の左手（西）側をみてみると、残雪があるからなのか、かなり豊富な水量の湧水がある。ここで取水する。筆者の疑問は、ここの水場が無雪期でも使えるかどうかである。確実性のある、安全に降りられる水場とは言えないような気がする。登りはそのまま沢から離れ、急な尾根筋を木の幹、木の根を頼りに登り上がる。こんなところにもシカの足跡やフンが豊富に残されていると感心する。
　ここからはいよいよ中ノ尾根山へ向かう。筆者のこの地域の初山行は三又山から鶏冠山へ向かったので、ここから南下するのははじめてである。2251mを越えると右手に大きなガレ場があり、その縁を通ってゆく。目の前の大きな山容が中ノ尾根山である。残雪のためにまるで巨大なキノコのようにすら見える。山頂付近には踏み跡は皆無である。GW中に誰も来ていないのか！？
　ここからがこんかいの登山の核心部である。黒沢山へ向かう深南部の主稜線から離れて、「秘峰」合地山へ向かうのだ。慎重にコンパスで方角を合わせるが、マーキングも多く、この尾根はかなり歩かれている印象だ。2186mの尾根に乗ってしまえば、2104m分岐もわかりにくくなく、迷わずに前に聳え立つ合地山P1に向えるだろう。このあたりから天候も回復して快適となる。
　1940mコルからの登りは結構ハードなので、ゆっくりあせらず登る。危険箇所などは特に見当たらず、ルートは明瞭。まずはP1に登る。ここからは50m下り、50m登ればいいので、一見きつそうに見えても時間をかければ確実に到達するのだ。P1の山頂部は残雪に覆われていてここでもテント泊はできたのだが、P2の南側は残雪が切れており、格好のテント場とみえたので（P2-P3のコルで泊まるパーティが多いようだが）ここで二日目の夜を過ごすこととする。

　翌日、P3を越えてP4の三角点峰へ登る。有名な沼津かもしかの名刺入れがある。中身を覗いてみるが、やはり年に数パーティしか登られていない山のようだ。日向林道がまだ健在だった頃は、P4南西尾根（逆尾根）や、あるいは寸又川左側林道を使って延々とP2北東尾根や赤沢尾根を使って登られていた時期もあるようだ。
　P4から一番早く下山できるのは前述の逆尾根だが、日向林道が壊滅していてこの選択肢はない。諸沢山までの縦走の予定でいたのだが、諸般の事情でエスケープすることにする。最短の下山道は1548mピークから日向林道へ下山するもので、400mの標高差を下ればいいはずだったのだが・・・・・
　この下りがいけなかった。まず、尾根の末端部に地形図ではわからない小さな支尾根がいくつもあった。下ってみるとそこは崖となっていて、古い太ロープが残置されていて、林道まで降りていた。長さは3,40mくらいありそうだ。この場所からの下降はムリと判断して、ふたたび尾根を引き返し、軌道修正しても再び降りられず。最終的にはGPSを使って、尾根の中心部と思われる場所を下降したのだが、それにしても二本の支尾根のどちらになるのかは地形図はおろかGPSでも判断不能であった。えいっと急な悪場を補助ロープを使いつつ降りてゆくと、最後に待っていたのはまるで鎌崩のような脆いキレットであった。大きな岩も含めてすべて浮き石であり、ここを下ってゆくのは危険度大であったが、目をつぶって下る。最後はやはりロープを使ってやっとの思いで林道に降り立った。1548mを出発したのが12時前だから、かれこれ5時間以上かかって脱出したことになる。ところが・・・・・
　日向林道が崩落していた。それも、上部からの落石ではなく、林道の床じたいの崩落であった。これはさすがに通過不能。しかたなく、逆尾根までの林道を辿ってみるつもりで上流に向けて歩いてみるが、こちらも床こそ抜けていないものの崩落し、通行不能と思われた。つまり、林道に閉じこめられてしまったわけである。さあ、どうする？
　ルートはひとつ、1548mに戻るしかない。じつはこの時点で水が尽きていて、かなりの脱水状態でもあったのだが、林道上でテントを張っても事態は改善せず、おまけに翌日の帰京はほぼ不可能となる。どうしてもキレットを本日中に通過して、諸沢山あたりまでは行かねばならない。さいわい、18時頃でもまだ日は完全に落ちておらず、おまけに月明かりも明るい好天であったから、キレットの通過は何とか済んだ。ここから1548m目指して引き返す。400mをやっとの思いで登り、21時前にはなんとか到着する。ここで一時間仮眠。あまりの渇きのひどさに、手持ちの食糧で水分補給になりそうなものを探す。缶詰を食べたが、もっといいものがあった。ワインである。このような場合アルコールは禁忌となっているが、考えてみればアルコール度数14%ということは、水分が86%くらい含まれていることにはならないか？　がぶ飲みするわけにはいかないが、200ccくらい飲んでみる。
　合地山から1548mピークまでの稜線はヤセ尾根でかなりの悪路だったのだが、ここから諸沢山までの稜線は比較的穏やかであり、ヘッドランプがあれば夜間でも無理なく越えられる道のりであった。最後の諸沢山への200mの登りは、比高10m毎に座り込むという遅々とした登りであったが、それでも午前1時には山頂へ到達する。ここでテントを張る。

　4時に起床し、ワインを少量飲んで出発する。諸沢山からのルートは明瞭、マーキング多数である。下山路として最短の1649m分岐より1146m地点を通る西尾根を通ったという記録はあるのだが、去年ここまでの林道が通行可能であったとしても、新たな崩落によって通行不能になっていないという保証は、ない。なので、林道歩きを最短にできる営林署83図根点（1250m地点）からの下山路を選ぶ。1150mからの等高線の込んでいる下りは猛烈なものだったが何とか下る。途中から鹿防ネットが出てきて、これに沿って降りることになる。最後は腐った梯で林道へ降り立った。
　予想通り、去年にはなかったはずの大崩落が一箇所あったが、かろうじて突破する。寸又川にかかる橋を渡り、ヘアピンを折り返したところでようやく水にありつく。一気に2Lくらいを飲んで、インスタントラーメンとスープでカロリーと塩分を補給する。それでようやく歩けるようになった。辿り着いた寸又峡は別天地。SLに乗って金谷へ。

　というわけで今回の教訓。
1)林道の状況は不安定、下りに使うのはなるべく避けるべきである。
2)2012年のGWまでは、すくなくとも諸沢山最短登山口までの日向林道は通行可能であった。無想吊橋を越えて林道が通行できるかどうかはわからない。少なくとも合地山・逆尾根取り付きまでの通行は不能。
3)日向林道での取水は、寸又川に架かる橋の手前のヘアピンカーブの寸又峡寄りで可能。地形図上で数ヶ所確認できる沢でよい。
4)過去に歩かれた記録のない尾根を下るのはやめておこう。
5)次のキャンプ地で確実に取水可能であったとしても、予備の水を1Lくらいは携行しておこう。
6)三又山の北側・梶谷川源頭の水場は、残雪期には使用可能。雪が消えた後にどうなっているかはわからない。高度差100mを越えて下るのは危険そうである。未確認だが、西側の西俣沢からの取水の方が確実なような気もする。

　GPS記録を載せておく。

<a href="http://out-of-date.info/blog/images/hyogoshi_1.jpg"><img alt="hyogoshi_1.jpg" src="http://out-of-date.info/blog/images/hyogoshi_1-thumb.jpg" width="480" height="353" /></a>

<a href="http://out-of-date.info/blog/images/hyogoshi_2.jpg"><img alt="hyogoshi_2.jpg" src="http://out-of-date.info/blog/images/hyogoshi_2-thumb.jpg" width="480" height="353" /></a>

<a href="http://out-of-date.info/blog/images/nakanoone_1.jpg"><img alt="nakanoone_1.jpg" src="http://out-of-date.info/blog/images/nakanoone_1-thumb.jpg" width="480" height="353" /></a>

<a href="http://out-of-date.info/blog/images/nakanoone_2.jpg"><img alt="nakanoone_2.jpg" src="http://out-of-date.info/blog/images/nakanoone_2-thumb.jpg" width="480" height="353" /></a>

<a href="http://out-of-date.info/blog/images/gacchiyama.jpg"><img alt="gacchiyama.jpg" src="http://out-of-date.info/blog/images/gacchiyama-thumb.jpg" width="480" height="353" /></a>

<a href="http://out-of-date.info/blog/images/morosawa_1.jpg"><img alt="morosawa_1.jpg" src="http://out-of-date.info/blog/images/morosawa_1-thumb.jpg" width="480" height="353" /></a>

<a href="http://out-of-date.info/blog/images/morosawa_2.jpg"><img alt="morosawa_2.jpg" src="http://out-of-date.info/blog/images/morosawa_2-thumb.jpg" width="480" height="353" /></a>


　]]></description>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">登山</category>
        
        
         <pubDate>Tue, 08 May 2012 12:26:00 +0900</pubDate>
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         <title>TFCCのエントリーについて</title>
         <description>　なぜか、最近TFCC(3)の記事にだけSPAMが集中しているために、一時的にこの記事を消しました。折りを見て内容を再掲しようと思います。

　ではみなさまよいGWをお過ごしくださいませ。</description>
         <link>http://out-of-date.info/blog/archives/entry/2012/001613.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">医療</category>
        
        
         <pubDate>Tue, 01 May 2012 12:39:33 +0900</pubDate>
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         <title>軽く軽く</title>
         <description>　GWが控えていることもあり、五時間程度で終わる散策をと。

　当初、前道志を高畑山〜高柄山まで縦走しようと思っていたのだが、問題は高畑山までどうやって行くか？　穴路峠からは歩く気がしないし、北尾根はもう歩いてしまっている。それなら猿橋の544.6m三角点峰（猿橋城山）から尾根伝いに歩けるだろう、というもくろみのもとに歩くことにする。

　このコース、けっこう本格的なバリエーションである。踏み跡は薄いが、ところどころ人工的に切られた林道様の登山道が出現するが、そちらが正解とはかぎらない。テープも正しい方向につけられているとも限らず、きちんと地形図を見てルートファインディングができることが歩く条件である。筆者のようにiPhoneのやまちずと電子コンパスだけたまにみて、いきあたりばったり歩くスタイルではいけない。ちゃんとピークに来る度方角を確認して進む方向を決めてゆこう。

　筆者が歩いた時は霧に近く視界は利かなかった。いちおう、このコースを歩こうという方に役立つかもしれない水場情報。幡野の神社マークのちかくの531mピークから南東へ尾根を歩いてゆくと、577mピークがある。そしてここから少し下り、あとは登りとなってゆくが、この右（南）の沢で水が取れる。

　まあ、それくらいかな。。。

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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">登山</category>
        
        
         <pubDate>Mon, 23 Apr 2012 17:39:00 +0900</pubDate>
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         <title>フレドリック・ジェイムソン</title>
         <description>　本を読む意味とは何だろうか。この質問に対する答えはひとそれぞれだと思うが、筆者にとっては、まず第一に「自分では体験することができない他人の体験を追体験することにより、経験値を上昇させる」ことにある。これは医師という職業にとっては重要であって（医師に限らないだろうが）「わたくしの経験では・・・」というコトバで演説を始める医師は（例外はあるが）たいてい優れた医師でないことが多く、「文献によれば・・・」「教科書によれば」というコトバを多用する医師のほうがたいがいすぐれているのだ。つまり、自分が一生に経験できる症例数などは高が知れているのであって、教科書や文献を読めば自分が経験できない多数の症例について知ることができ、経験値をあげることができるのだ。これは、仕事上のみに限らない。
　たいてい、自分が考えるようなことは、もう数年、数十年、数百年前に誰かが考えているものだ。それも、より広く深く。だから、自分が考えることに何の意味もないとは思わないが、「定評がある」本は良質の考察がなされているものである。だから、より失敗しない読書とは、「書かれてから時間が経ったのに読まれ続けている本」、つまり「古典」であり、さいきん書かれた本ほど効率がわるくなることは自明のことである。なので、筆者の読書対象の本は、どんどん現代から遠ざかったものになりつつある
　筆者にとってもうひとつの読書の意味は、「自分では到底思いつかない世界観を得る」ことである。これは、特にトーマス・クーンのいう「パラダイム変換」を起こすような爆発的な力のある本によってもたらされる。たとえば、ダーウィンの「種の起源」やマルクスの「資本論」のような本である。
　では、現代ネオマルキスト評論の第一人者とみなされているジェイムソンの著作は？

最近の読了
　フレドリック・ジェイムソン「政治的無意識」平凡社ライブラリ　Ａ
　ジョゼフ・コンラッド「密偵」岩波文庫　Ａ

　ジェイムソンの本書の内容の要約としては、訳者の大橋洋一氏が巻末にまとめている「解説」がわかりやすい。しかし、最初は、正直前半の理論的な部分の議論の精密さに比べて、バルザック、ギッシング、そしてコンラッド作品の読解は意外に平凡で、「大山鳴動してネズミ一匹」の感を受けた。しかし最終章での議論も踏まえての読後感は秀逸なものであった。
　本書の主張は、ひとはだれでも政治的動物であって、あらゆるものごとに対してのパースペクティブや評価の基準を持って日々生きているのだが、そのことにわれわれ自身は気付かないし、それがある政治的制約を受けていることを意識しても、その呪縛を解き放つことはムリである。つまり、われわれはすべからくある政治的状況のくびきに繋がれている。
　そして、あるパースペクティブを持っているという意識されざる事実（本書では「政治的無意識」が何であるかの明確な定義はないが、こんなところだろうか）はある芸術活動を行う際にも、かならず表出されることになる。だから、あらゆる芸術は、それが非政治性を謳っていようがいまいが、必ず政治性を帯びるのだ。。。といったところか。
　これだけではあまりに平凡な一般論とのそしりを受けそうだが、この一般論をマルクス主義との絡みで厳密に論じようとしたのが本書であると言っていいのではないか。本書によって、芸術のあるべき姿や芸術という営みの本質などについて示唆を受ける部分は、筆者にとってはそれなりにあって、有益であった。

　コンラッドの「密偵」、本書についてはジェイムソンは触れていない。文学作品であるからいろいろな読み方を許すとおもうけれども、なかなか一筋縄ではいかない小説である。それはむずかしいという意味ではない。ほかのコンラッドの小説も読んでみないと評言はむずかしいが、地力のある作家であることはまちがいない。コンラッドが一流作家として認められるようになった功労者はイギリスのリーヴィスであり、比較的最近のことであるらしい。文芸評論家の存在価値はそれなりにあるようだ。</description>
         <link>http://out-of-date.info/blog/archives/entry/2012/001611.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">読書</category>
        
        
         <pubDate>Wed, 18 Apr 2012 14:52:00 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>雛鶴峠</title>
         <description><![CDATA[　日帰りで行ける丹沢・道志山塊の中で、ずっと行きたいと思いつつ、諸般の事情？　にて未踏だったコースへ行ってきた。このコースは春または秋にのんびり歩くのがふさわしく、またハイカットの登山靴でなく、ローカットの軽量靴、つまりトレランシューズを履いて歩かれることをお勧めする。

　まず最初は前道志の高畑山に登るところからはじまる。この山には鳥沢から穴路峠を経るか、朝日小沢から大桑山を経て登るルートが一般コースだが、せっかくなのでダイレクト尾根経由で登ってみようと考えた。

　ルートは、「小篠のイトヒバ」なる天然記念物から登れるらしいが、例によって筆者にそんなものが探せるわけもなく、小篠貯水池の右手の斜面を強引に登る。ちょっと上がると511.2m三角点を経て尾根上に乗ることができる。尾根にはクマのフンが至るところに散在しており、それなりの生息数が予想される。冬季ですら間違えようのない尾根だが、こんなところに赤テープを巻く無粋者もいるらしい。途中で小篠からの登山道に出会うが、そこでは直進してもいい。ほどなく高畑山である。ここから都留市と上野原市の市境尾根を下ってゆく。右手にはゴルフ場が見下ろせるが、方向を左に向きを変えるあたりからリニアの実験線車両基地が一望できるようになる。ぐんぐん下ってゆくと雛鶴峠で、無生野からの道が上がってきている。

　ここから棚ノ入山までの尾根もアップダウンが激しいが、ここは以前無生野〜赤鞍ヶ岳ルートを外れた時に辿り着いた尾根であり、様子はわかってはいた。よく踏まれている。棚ノ入山からは赤鞍ヶ岳へ行くことも考えたが軽くしたかったために秋山二十六夜山から下山することにした。

　しかし、楽しんでやろうと思うのが悪いクセ。下尾崎への一般ルートではなく、820mピークを通る南尾根で下山する。ここ、最後は林道のような場所を経て道路へ下れる。ここから大の入川に沿う細い林道で帰ろうとするも、工事中のため引き返す。遠地集落へ降りたのだが、ここから秋山温泉まではかなり距離があり、またバスの時間までは一時間くらいあったため、大地峠経由で帰ることにした。大地トンネルの下から峠に入り、一般ルートで四方津まで帰る。軽いルートにしようと思ったのだが歩いてしまった。

<a href="http://out-of-date.info/blog/images/hinaduru.tiff"><img alt="hinaduru.tiff" src="http://out-of-date.info/blog/images/hinaduru-thumb.tiff" width="480" height="350" /></a>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">登山</category>
        
        
         <pubDate>Mon, 16 Apr 2012 19:52:28 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>正論ですが</title>
         <description>「今後は、福島県に限らず、日本全部と言っていいと思いますが、放射能と「共生」するしかない」

はい、そのとおりです。
でもその正論が通じないのが今の日本です、菊池臣一先生。
たとえ自然放射線のレベルでも、「検出された」と言って騒ぐのが今の日本人の大半ですから。
愚かなマスコミと国民の支配する国は復興せず勝手に滅びてなさい。</description>
         <link>http://out-of-date.info/blog/archives/entry/2012/001609.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">時事</category>
        
        
         <pubDate>Wed, 11 Apr 2012 15:33:54 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>凍傷</title>
         <description>　週末になると低気圧が来襲する三月からようやく解放され、白峰南嶺で唯一残した伝付峠〜笹山の縦走をすべく出かけた。今回は、写真は、ない。

　奈良田湖の吊り橋を渡り、発電所の側に回り込み、導水管が通っている尾根の北側の斜面から取り付く。のっけからの急登である。ここからも基本的にずっと急登が続く。
　1344mの尾根分岐あたりから人工的な道はより自然になるが、右手はスギやカラマツの植林帯だ。尾根上はアセビが多い。1400mあたりから雪がちらほら出てくる。ここで筆者は大きなミスをしてしまう。1603mに水場標識があるのを知っていたので、ここで取水するつもりで水を500ccしか持っていかなかったのだ。じつは、この標識の手前に倒木があって、これを避けて進むと見落とすしくみになっていたのだった。

　1700m過ぎに標識がある。ここからしばらく緩い傾斜となる。1800mからまた急登の連続。1900mくらいからワカンが必要となった。このあたりは急傾斜ではあるが、ゆっくり登ることを旨として、心拍数も140を超えないくらいのスピードで登っていたので余裕があった。2300m、テン場の辺りからの道が不明瞭となる。おそらく無雪期なら迷うような場所ではないのだろうが、マーキングさえ追いにくい。しかたなく、ルートではないと思われる、地形図の尾根伝いをコンパスを頼りに登る。残りの2400mからのラスト300mがラッセル地獄であった。雪はパウダースノー、足がかりを作るために手で雪を切り崩し、文字通り１ｍ１分の世界である。しかも、2560m小ピークで終わりのような錯覚に陥りやすいが、とんでもない。そしてクライマックス・・・樹林に囲まれているはずの笹山山頂が、なかった。樹林ともども雪に埋もれて只のドームになっていたのである。

　時間は18時。この時点で、1)脱水であった。寒気の南下によって、おそらく気温はマイナス20度くらいになっていたと思われるのだが、2)寒さの自覚がなかった。テントを設営しようとするが、おそらく寒さでテントの生地が縮み、どうしてもハトメにポールが刺さらない。しかたなく、3)素手でポールを掴み、満身の力で押し込む。短時間の出来事であったが、この凍傷の生ずる典型的なシチュエーションが三つ揃えば何が起きるかはわかるであろう。

　翌朝は吹雪。テント内はマイナス13度。すべては凍っていた。春山ではなく、冬山そのものだった。考えてみれば、笹山の標高は2700mオーバー。南アルプスの一座と考えてよい気象条件なのだ。何とかテントの撤収を終え、下りにかかるが、あやうく東南の尾根に降りていきそうになる。何と昨日のトレースがすべて消えている。コンパスで修正し、昨日の尾根を降りてゆく。この尾根、ほぼ東へ伸びているだけで下降は容易に見えるが、積雪期に正しく辿るには、かなりの実力が要るように思われる。昨日のトレースは少しづつ見えるようになり、マーキングも部分的には辿れて、何とか下降に成功する。奈良田に降り立ったのは10時半頃。温泉にはバイクツーリングとおぼしき団体に占領されていた。腫れた手指を暖めるが、回復にはもう数日かかるだろうか。あのテント（ゴアライトＸ）は東北ツーリングにも持っていったが、オークションで売却することにするよ。。。

　今回の登山の亡くし物
・テントポール入れ（吹雪の山頂で飛ばされる）
・ストックの雪山バスケット片側
・カンジキの補助バンド片側
・十字ペグ１つ
・健康な手指
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         <link>http://out-of-date.info/blog/archives/entry/2012/001608.html</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">登山</category>
        
        
         <pubDate>Mon, 09 Apr 2012 15:11:00 +0900</pubDate>
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